いきなり夏から冬に…
こんにちは、40代独身フリーランスのユキマツリワラコです。
早いもので今日から11月。季節の変わり目ですが、みなさんの体調はいかがですか?
私は先月、京都へ出張したのですが、その時は10月というのに夏のような蒸し暑さ。かと思えば、今度は冬のような寒さが突然にやってきて、体もついていくのにやっとです!
季節の変わり目は、なんとなく体も心もバランスを崩しやすい時期ですよね。
冷房で体が冷えた夏、そのまま寒い時期に突入となると、体の冷えが気になってくる方も多いのではないでしょうか。
冷えは万病のもと、体を温めると元気になる
私は、漢方内科の先生に「内臓がとても冷えているね」と指摘されたほどの冷え性体質。
振り返ってみると、冷たい飲み物が好きだったり、家の中ですぐに靴下を脱いでしまったりと、知らず知らずのうちに体を冷やすような習慣があったことに気づきました。
けれど、「冷えは万病のもと」。体が冷えると血行も悪くなり、体本来の機能も低下して、病気を招いてしまいます。
でも、逆にいえば、体をあたためるだけで、体も心も驚くほど変われるということ。
冷え性体質だった私ですが、毎日の小さな工夫の積み重ねで冷えをかなり改善することができ、体も心も、少しずつ元気を取り戻していくのを実感しています。
処方された漢方薬の力も大きかったと思いますが、体が冷えないように気をつけるようになってから、体調を大きく崩すことがぐっと減り、不思議なことに気持ちが落ち込むこともほとんどなくなりました。
今日は、冷え性を改善した私が毎日続けている「体を温めるための小さな習慣」を5つご紹介したいと思います。
① 体を冷やさない服装を心がける🧣
【ネックウォーマーやリストウォーマーなど、すぐに調節できるアイテムを持ち歩く】
私はこれまで、首周りが冷えたり、手首が冷えたりすると体がぎゅっと縮こまり、そこから体調を崩してしまうことがよくありました。
「なんだか冷える」「ちょっと寒いかも…」と感じるのは一時的なことで、少しの間ガマンすれば済むことと思っていたのですが、これがよくなかったのですね。
このことに気づいてから、ちょっと寒いと感じた時、パッと手軽に身につけられるアイテムを持ち歩くようになりました。
ポイントは、カーディガンのようなかさばるものではなく、薄手で小さな“調節しやすいアイテム”を持つこと。
例えば、こちらは私が愛用しているネックウォーマーとリストウォーマーです。

どちらもたたむとハンカチくらいのコンパクトサイズながら、効果バツグンの心強いアイテム。
ネックウォーマーは1枚重ね着したようなあたたかさを感じますし、リストウォーマーも手首につけるだけで体感がまったく違います。
秋冬の調整アイテムとして、いつでも持っているだけで心強い、私の「お守り」です。(夏の冷房対策にもピッタリ!)
季節の変わり目こそ、こうした“小さな工夫”が大きな差になります。
次は、私が日々意識している「食べ物の選び方」についてご紹介します。
② 体を冷やす食べ物を控える🫖
【冷たいもの、果物類、緑茶など、体を冷やす食材を控えめにするだけでも効果あり】
体を冷やしてしまう習慣を知らず知らずのうちにつくっていた私ですが、食べ物についてもそうでした。
暑い夏には冷たい飲み物やアイスクリームを毎日のように好んで食べ、居酒屋でビールをたくさん飲んで、冷房で冷えた体をさらに冷やしてしまい、冷えから膀胱炎になってしまったことも。
冷たい飲み物・食べ物や、南国原産の食材は体の熱をとってくれる効果がありますが、常食したり食べ過ぎてしまうと慢性的に体を冷やすことになるので、要注意。
それから、緑茶も毎日たくさん飲んでいましたが、実は、不発酵のお茶類も体を冷やしてしまうということで、気をつけるようになりました。
ポイントは、完全にやめるのではなく、控えるだけでもOKということ。
私の場合は、これらの食べ物を控えるだけでも大きな効果がありました。
冷たい飲み物は常温のものに変え、以前は毎日のように食べていたアイスクリームは週1に。居酒屋ではビールを控えめにして、日本酒の常温を選びます(仕事仲間がビールをガブガブ飲んでいるのを横目に 笑)
果物類も体によい栄養素がたくさん詰まっているので、ここぞというときには量を調節しながらありがたくいただきます。
緑茶は毎日、毎食後に飲むのが習慣でしたが、これも少し控えることに。
緑茶だけでなく、ルイボスティーや烏龍茶、ドクダミ茶などいろいろな種類のお茶にトライするようになり、かえって毎日の楽しみが増えたのは嬉しいおまけでした。
ちなみに、最近のお気に入りは、京都出張で出会った一保堂の「いり番茶」。
たき火のような煙たい香りが独特で、飲んでいると懐かしい気持ちになってきます。
番茶は体を温める性質のお茶ではないのですが、こんなふうにいろいろなお茶を楽しむのは心の栄養になりますね。
食べ物は毎日摂るからこそ、続けると効果も大きく、体の変化を実感できます。
体を内側から温めてくれる食べ物の工夫の次は、体を外側から温めてくれる「お風呂の入り方」をご紹介します。
③ ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる🛀
【40〜41℃くらいのお湯で、汗をかきはじめたらすぐに出るのがポイント】
以前から湯船に浸かるようにはしていたのですが、重要なのはお湯の温度と入る時間の長さ。
私は、ぬるめのお湯では体が温まらない気がして、熱めのお湯が好きでした。
そして、とにかく体を温めるには長く入った方がよいと信じこみ、汗をかきながらできるだけ長く湯船に浸かることを頑張っていたのですが、実はこれ、NGだったのです!
熱いお湯で汗をたくさんかくようなお風呂の入り方は、寝る前に交感神経が優位になり眠りにくくなったり、体力を消耗して朝早く目覚めてしまったりする原因にもなるそう。
ポイントは、40〜41℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かること。
そして、汗をかき始めたらすぐに上がることもポイントです。
ぬるめのお湯は風邪を引いてしまいそうで苦手でしたが、ゆっくり浸かれば意外としっかり体が温まることを実感。
入る時間も、ゆっくり浸かりはしますが「せっかく湯船に浸かるのだからもう少し長く…」と欲張らずに、汗をかいてきたなと思ったら、すぐに上がると疲れた体にもやさしいです。
ちょうどよく体が温まると、血流がよくなり、体も心もふわっと軽くなりますし、朝までぐっすり眠れると体がさらに元気になりますよ。
さて、体全体を温めてくれるお風呂の次は、体の不調の部分をピンポイントで温めるグッズのご紹介です。
④「あずきのチカラ」で温める🫘
【電子レンジで手軽にできる!不調の部分をピンポイントで手当て】
寒くなってくると、どうしても自分の体の弱いところが不調になりがちです。
私は子宮まわりがあまりよくないのですが、あずきの天然蒸気でピンポイントに温める「あずきのチカラ」を下腹部に乗せて寝るのを習慣にしてから、不調が出にくくなりました。(おまけに便秘も改善!)
ポイントは電子レンジで温めて、手軽に使えること。
簡単にできるものだと、体がつらい時にもすぐ手当てができ、習慣にもしやすいです。
繰り返し使えるのも、経済的かつエコで嬉しいポイント。

下腹部の他にも、首が硬くなっているなと感じた時には首筋に当てたり、肩が凝った時には肩に当てたり、とにかくつらいところに当てると硬くなった筋肉がほぐれて血流がよくなり、不調が軽くなります。
寝る時に下腹部を温めるのは、眠りにもよいそうで、睡眠の質を高めるのにもおすすめです。
当てていると、じんわりポカポカしてきて、心もホッとほぐれます。
最後にご紹介するのは、ちょっと珍しいかもしれませんが「お灸」です。
⑤ お灸を取り入れる🕯️
【初心者でも簡単にできる、市販の台座灸や棒灸を愛用中】
お灸をはじめたのは、通っている漢方内科で薦められたのがきっかけでした。
診察後、漢方の貼り薬を腕や足などのツボに貼ってもらうのですが、その上からお灸をするとさらにいいよとのことで、少しでも体をよくしたい一心で、言われるがままにお灸に挑戦してみたのですが、これが温かくてとっても気持ちよい!
お灸を乗せた部分からじわーっと、お風呂に浸かっているような感覚で温かさが広がり、なんともいえない心地よさで、それからすっかりお灸にハマってしまいました。
お灸というと難しそうに感じるかもしれませんが、「せんねん灸」などの市販品の台座灸でOK。
据える場所は、調べてみると効能別にいろいろなツボが紹介されていますが、私が毎日据えているのは、足の裏の真ん中あたりにある「湧泉」というツボです。
習慣にして続けているうちに足の冷えが軽くなり、血流の悪さが原因だった、かかとのカサカサもきれいになってきました。
台座灸はこんな感じです。

ちなみに、ちょっと珍しいですが、棒灸はこんな感じのもの。

首や下腹部を深くまでしっかり温めたい時などに使いますが、寝る前に耳を温めるとぐっすり眠れて特におすすめです。もぐさのいい香りとポカポカの温かさに包まれて、最高の極楽。
お灸を取り入れるポイントは、自分のわかりやすい場所でよいので、とにかくやってみること。
そして、できたら、ぜひ続けてみてほしいです!
私が毎日、台座灸を据えている「湧泉」というツボは、初心者さんでも分かりやすく、足の裏からじんわり温まって、とても気持ちいいのでおすすめ。
毎日続けていると、体がちゃんと応えてくれるのを実感できると思います。
煙の出ないタイプもありますが、もぐさのいい香りと柔らかい煙にいぶされるとリラックス効果もあり、今ではお灸の時間が自分を大事にする時間になっています。
まとめ:温める習慣は、自分を大事にする習慣
日頃の服装や食べ物、お風呂など、どれも特別なことではありませんが、ちょっとの工夫で「体を温める習慣」に変えることができます。
リストウォーマーを身につけた時、あずきのチカラをお腹に当てた時、心がホッとするのを感じます。
「体が温まる=心がほぐれる」ことを実感しながら、体を温める習慣は自分を大事にする習慣なのだと気づきました。
外出先で寒いと感じた時、ふと体が冷えているなと感じた時、ちょっとのことだからと我慢せずに、自分の体をいたわることができると、自分を大事にできているな〜と思えます。
体を温める習慣は自分を大事にする習慣。
体を温める小さな習慣、気になるものがあったら、今日からひとつだけでも、ぜひ取り入れてみてくださいね。
次回予告
次回は、私が「体を温める習慣」をつくるきっかけになった一冊、すきさん著『ゆるませ養生』から学んだことを書いてみたいと思います。
この本に出会わなければ、今の元気な自分はなかったかもしれません…!

「やさしく生きていくためのヒント」シリーズはこちらから▼




コメント